ホームレスW杯ソウル大会に日本代表を派遣します

2024年9月21日~28日、韓国・ソウルで開催されるホームレス・ワールドカップに、13年ぶりとなる日本代表の参加が決定しました。同大会はホームレス状態の人が一生に一度だけ参加できるストリートサッカーの世界大会で、2003年から毎年(20年~22年は新型コロナ感染拡大のため中止)開催されています。

日本代表は過去3度(04年イェーテボリ大会、09年ミラノ大会、11年パリ大会)参加してきました。その晴れ舞台をもっと身近なところでより多くの人たちにも経験してほしいとの想いで生まれたのが、ダイバーシティカップです。これをきっかけに設立された当団体は、ホームレス・ワールドカップのナショナルパートナーの役目をNPO法人ビッグイシュー基金から引き継ぎ、日本代表の再派遣を目指して国内での活動を発展させてきました。

しかしながら過去3度の挑戦での日本代表の成績は3勝33敗(うち2勝は不戦勝)。これは参加各国との「ホームレス」の定義による違いによる選手の年齢層の違いが大きな要因となっていました。日本国内においてホームレスとは「都市公園、河川、道路、駅舎その他 の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」と定義されています。これは欧米の国に比べて非常に狭いものです。そこで当団体では、再派遣に向けて有識者の力を借りながら独自の日本代表参加資格を策定しました。「屋根がない人」に限らず、「屋根があっても不安定な居住にある人」を新たな参加資格とし、幅広い支援団体の協力を得ながら、8人の代表選手を韓国へと派遣します。
ホームレス・ワールドカップ日本代表 出場資格

ホームレス・ワールドカップ ミラノ大会(2009年)の日本代表(Photo:Natsuki Yasuda)

当団体はホームレス・ワールドカップを一過性のイベントとしてではなく、さらに日本国内で誰もが自己表現をできる場を広げるためのチャンスとして捉え、これをきっかけにダイバーシティサッカーコミュニティが広がることを願っています。そのために団体の活動基盤を強化するとともに、さらなる活動の発展に向けて動き出しています。

日本代表の13年ぶりの挑戦と当団体の活動発展に向けて、より一層のご支援を何卒よろしくお願いいたします。

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