ダイバーシティサッカー・フェスティバル2025を開きました

2025年3月1日、東京都江東区にあるミズノフットサルプラザBumbで、ダイバーシティサッカー・フェスティバルを開催しました。昨年に引き続いての開催で、ホームレス状態の経験者や精神障害の当事者、依存症や若者支援の団体など、13チームが参加しました。
開会式では、チームや大会趣旨の説明の他、参加者全員で心と体をほぐすアイスブレイクも行いました。スマイルサッカー代表の田中三千太郎さんの案内で、じゃんけんゲームを実施。勝った回数を競い合うだけでなく、負けた回数を競い合うなどし、参加者全員で交流しました。

フットサルの対戦では、ほぼ通常通りのフットサルルールのExcellence of Diversity部門(Aリーグ)と特殊なルールの提案も可能なDiversity of Excellence部門(Bリーグ)の2つのカテゴリーごとに、グループリーグで総当たりで試合をしました。

Diversity of Excellence部門の対戦では、ウォーキングフットボールやシュートをうつ時にかっこいい必殺技名を叫ぶなど、多彩なルール提案が行われました。

午前と午後のグループリーグの合間には、ランチブレークを兼ねたハーフタイムショーも披露されました。アオキ裕キさんが主宰し、路上生活経験者によって構成されるダンス集団「新人Hソケリッサ!」がパフォーマンスを行い、参加者と一緒におどる場面もありました。

ソケリッサによるダンス

また、ハーフタイムショーの後半には、一橋大学を中心としたインカレミュージカルサークルの劇団WICKの有志メンバーがパフォーマンスを披露。「民衆の歌」や「Seasons of Love」などミュージカルの定番の曲をフラッシュモブ風に歌った後、参加者と一緒に「We are The Champions」を合唱するなど一体感を生むショーが展開されました。

WICK有志によるパフォーマンス

Excellence of Diversity部門の優勝は、日本に住むアフリカ人によって構成されたTeam Nakano Africaでした。メンバーは、「今日はチームプレーでの優勝を目標にしていたので、それを達成できて嬉しかった。サッカーを通じて皆さんと交流できて、とても楽しかったです」と話していました。

また、Diversity of Excellence部門の優勝は、千葉『共に暮らす』フットボール協会でした。スタッフの降屋さんからは「前々からやってみたかった対面したらじゃんけんをして、勝った方にボールが移る”デュエルルール”をやれたことが印象的でした。対戦相手も様々なルールに乗っかってくれて、ゲーム中も和気藹々とした雰囲気で、提案したルールをお互いにブラッシュアップする場面が多くあったことも嬉しかったです」という感想がありました。

表彰状をもらう、千葉『共に暮らす』フットボール協会の降屋さん

参加チーム一覧

Excellence of Diversity部門
育て上げネット
文化学習協同ネットワーク
東京グレイス・ロード Aチーム
サンカクシャ
レーヴェン勝田台
Team Nakano Africa

Diversity of Excellence部門
野武士ジャパン東京チーム
野武士ジャパン大阪チーム
まきばFC
千葉『共に暮らす』フットボール協会
東京グレイス・ロード Bチーム
ブリッジフォースマイル